UZRとは？4つのポイントでゆる解説！

この記事を読むとUZRの意味がわかるよ！

UZRは平均的な選手よりもどれだけ失点を減らしたかの指標

打撃や投手を評価する指標はたくさんありますが、守備を評価するものってあまりなじみがないのではないでしょうか。

下記はNPBが発表している守備に関する指標です。

なんとなく守備率の高さや失策が少ないほうが守備がうまいと感じてしまいます。

果たして守備率や失策だけで守備の貢献度が分かるでしょうか。

守備機会は全選手一律ではありませんよね？

同じポジションの選手にしても同じ打球を処理するわけではありませんし

打球が飛んでくる回数もバラバラです。

また「守備範囲」というものが先ほどの指標には表れていません。

そこで「どれだけエラーをしないか」よりも「どれだけアウトを稼げるか」を表す指標が生み出されてきました。

その一つがアルティメットゾーンレーティング。通称【UZR】

このUZRは2001年にミッチェル・リクトマン氏によって提案されました。

意味としては「リーグにおける同じ守備位置の平均的な選手に比べて、守備でどれだけ失点を防いだか」を表します。

UZR　＋10なら　平均的な選手よりも10点失点を防いだ。

逆に－10なら　平均的な選手よりも10点失点をした。

となります。

算出方法

UZRはOPS【出塁率＋長打率】のように簡単には算出できません。

UZRの計算ではまずグラウンドをたくさんのゾーンに分割し、試合で起きたすべての打球について種類、方向、強さ、深さなどを記録します。

算出方法はとても複雑かつ、打球の様々なデータは一般には手にはいらないため、自力で算出するのは不可能です。

日本においてはデータスタジアム社とDELTA社がUZRを算出していますが、両者ともに算出方法が違うのでデータとしては同じではありませんのでご注意を。

UZRの格付け表

UZRは下記のように格付けされています。

評価	UZR
ゴールデングラブ級	＋15
優秀	＋10
平均以上	＋5
平均	0
平均以下	－5
悪い	－10
非常に悪い	－15

＋15の評価はゴールデングラブ級ですが、NPBにおけるゴールデン・グラブ賞にはUZRの指標は含まれていませんので、実際のゴールデン・グラブ賞とDELTA社が選出する守備が優れた選手は多々、異なるようです。

UZRの注意点

UZRの注意点として下記のようなことが挙げられます。

まとめ

おわり