OPSとは?4つのポイントでゆる解説!

セイバーメトリクス

この記事を読むとOPSの意味がわかるよ!

中の人
中の人

ねえ、ブラック OPSってご存知?

たぬ★ブラック
たぬ★ブラック

聞いたことはあるけど、意味までは分からないよ。

中の人
中の人

よーし今回は「OPS」について初心者でもわかりやく4つのポイントで解説するね!

中の人
中の人

まずOPSを超ざっくり言うと「打撃貢献度」を表すよ

数字が高ければ高いほど「スゲー!」の認識でOK!

たぬ★ブラック
たぬ★ブラック

おいおい・・・ざっくりすぎないか?

OPSは【出塁率+長打率】で求められるよ!

OPSの計算式は単純明快 出塁率+長打率 で求められます。

例えば 出塁率.300 長打率.400 だった場合は .300+.400=.700になります。

ちなみに 出塁率の最大値が 1.00 長打率の最大値が 4.00 なのでOPSの最大値は 5.00になります 

得点との相関関係が高いよ!

セイバーメトリクスにおいて特に重要視される「出塁率」と平均塁打を表す「長打率」を足したもので得点との相関関係が非常に高いです。

簡単に言えば、OPSが高ければ高いほど得点をよりあげることのできる打者と言えます。

野球においての勝ち負けは得点によって決ます。もちろん、多く得点した方が勝利します。

より得点を稼ぐにはまず、アウトにならないことが大前提です。

そのためには出塁することがとても重要だとセイバーメトリクスでは考えます。

加えて、どうしたら得点できるか?という点ですが、

野球において得点する条件は塁を4つ進めることが条件になってきます。

打者走者が進んだ塁の数を足したものが「塁打」。

その塁打を打席で割ると「長打率」が求められます。

すなわち、長打率を簡単に表すと「1打席あたりの塁打の期待値」となり、

得点に大きくかかわる指数と言えます。

この得点に多く関係がある両者を足すことで「打撃貢献度」を表すことが出来ます。

ちなみに得点との相関関係(1に近いほど得点への影響)が高いという点で

打率と得点の相関関係数は0.77に対して

OPSの得点との相関性は0.94です。

OPSの格付け表

OPSの開発者 ビル・ジェームス氏はOPSを用いて下記のようにランク付けしました。

ランク評価OPS数値の範囲
A素晴らしい.9000以上
B非常に良い.8334-.8999
C良い.7667-.8333
D並み.7000-.7666
E平均以下.6334-.6999
F悪い.5667-.6333
G非常に悪い.5666以下

個人的には1.000を超える打者は「神」または「化け物」と勝手にランク付けしています。

次にOPSの様々な記録を見ていきましょう。

NPB通算記録(通算4000打席以上の選手対象)

1位 王貞治 OPS 1.080 2位松井秀喜 OPS.996 3位アレックス・カブレラ OPS.990

NPBシーズン記録(2024シーズン終了時点)

1位 王貞治 OPS1.293 1974年 2位 ランディ・バース OPS1.258 1986年 3位 王貞治 OPS1.255 1973年

MLB通算記録(3000打席以上の選手対象)

1位 ベーブ・ルース OPS 1.164 2位テッド・ウィリアムズ OPS.1.116 3位ルー・ゲーリック OPS.1.080

MLBシーズン記録(2024シーズン終了時点)

1位 バリー・ボンズ OPS 1.422 2004年 2位ベーブ・ルース OPS.1.382 1920年 3位バリー・ボンズ OPS.1.381 2002年

2024ドジャース上位打線(2024シーズン終了時点)

1番 大谷 翔平 OPS 1.036 2番 ムーキー・ベッツ OPS.863 3番 フレディ・フリーマン OPS.854

この記録だけ見るとMLBシーズン記録のバリー・ボンズ氏のOPS1.422が世界最高記録と言えそうです。

ただ、彼には薬物使用疑惑がありそれをどう判断するか

余談ですが、薬物を使用する前とされる1993年シーズンのOPSは1.136

これは大谷翔平のシーズン最高記録 OPS1.066を超えています。

また、セイバーメトリクスの生みの親ビル・ジェームズ氏はボンズを「90年代最高の選手」と評価しています。

いずれにせよ、バリー・ボンズ氏は優れた打者には間違いないなさそうです。

あなたも好きな選手や気になる選手のOPSを調べると興味深い結果になるかもしれません。

OPSの注意点としては下記のようなことがあげられます。

  • OPSだけでは出塁率が高い選手なのか、長打率が高い選手なのかが分からない。
  • 盗塁などの走塁面の貢献は含まれていない。
  • 出塁率よりも長打率の方が優遇される。パワーヒッターの方が高い数字を出すことができる。

上記、理由などから、OPSにも欠点があるため、多数ある判断材料の1つでしかありません。

まとめ!

  1. OPSは【出塁率+長打率】で求められる。
  2. OPSが高い数値だとより得点をあげられる打者だといえる。
  3. OPS.9000以上が素晴らしいとされ、.7000が並みの打者と言える。
  4. OPSにも欠点があり、完璧な指標とは言えない。

おわり

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