
大谷選手が投げてるめちゃんこ曲がるスライダー?僕も投げてみたい!

その「めちゃんこ曲がるスライダー」とは「スイーパー」のことだね!今回はこの「スイーパー」について解説していくよ!
この記事では、「スイーパー」について深堀します。
① スイーパーとはどんな変化球?


スイーパーは、スライダーの一種ですが
「より横滑りの変化が大きく、縦変化が少ない」のが特徴です。
- 名称の由来は「sweep(掃く)」ように曲がる軌道から
- MLBでは近年になって※Statcastでも独立した球種として分類されるようになりました
- 従来のスライダーよりも「変化幅が大きく・曲がるのが遅い」ため、打者はバットを出したタイミングでボールが逃げてしまう
※StatcastとはMLB(メジャーリーグベースボール)が導入している、選手の動きを詳細にデータ化するシステム

WBC2023の決勝、トラウト選手から三振を奪った決め球として日本でも注目を集めました。

めっちゃ曲がってる。昔のパワプロのレベル7のスライダーじゃん。(伝わる人だけ伝われー)
② スイーパーの握り方
変化球の握り方は十人十色!
それぞれの投手に独自の握りや投げ方がありますが
スイーパーの握りとして一般的なのが、「ツーシームグリップ」と呼ばれる握り方です。

上記の画像は大谷選手がスライダーとしての握りを披露したときの様子。
この握りこそ「ツーシームグリップ」です。
Learn how to pitch like Shohei Ohtani in 43 seconds https://t.co/jTv1Yt5gNy pic.twitter.com/oxgZSaPNVF
— TIME (@TIME) June 27, 2022

従来のスライダーの握りじゃない!ツーシームの握り方に近いね!

ちなみにバウアー投手もこの「ツーシームグリップ」の握りでスイーパー投げてるそうだよ!
③ 大谷翔平選手のスイーパーの特徴

- 平均球速:135~140km/h(最速142km/h)
- 横変化量:17〜21インチ(約43~53cm) → MLB平均より遥かに大きい
- 回転数:2500rpm前後と高め
- 決め球使用率:2023年ではスイーパーが全投球の25%以上を占める試合も

MLBでも「最も変化する球」として※Statcastで評価されており、奪三振率の高さにも直結しています。特に左打者への空振り率が高いのも特徴。
※StatcastとはMLB(メジャーリーグベースボール)が導入している、選手の動きを詳細にデータ化するシステム
まとめ|大谷翔平の年俸は“次元が違う”!

大谷翔平選手が操る「スイーパー」は、単なるスライダーの延長ではなく、今やMLB全体のピッチングトレンドを象徴する球種です。この記事をきっかけに、ぜひ試合中の「横滑り魔球」に注目してみてください!
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