
よし「魚雷バット」を使ってホームランを量産するぞ!

ちょっと待ってブラック。いきなり「魚雷バット」を使うのはちょっと危険かも・・
全員が「魚雷バット」を使って成績を残せるかと言ったらそれはNO!
今回は魚雷バットと相性がいい人を解説していくよ♪
本記事では「魚雷バット(トルピートバット)」を使いたいけど自分に合うか分からない方に向けた記事になりますので参考になれば幸いです。
この項目に1つでも当てはまる方は、是非最後まで読んでいただき「魚雷バット」に少しでも興味をもっていただけると嬉しいです。
目次
「根本で詰まる」打球が多い人は「魚雷バット」を使用すると長打が増えるかも
まず、大前提として「魚雷バット」を使用すると「誰でも」「簡単に」「打てる」ようになる
わけがありません!←そらそうだ。
本題に入る前に魚雷バットの詳しい特徴は下記記事で詳しく解説しています
では、「魚雷バット」と相性がいい打者とはどんな特徴を持った人なのか。
それは普段の打撃でよく根本付近で詰まった打球が多い方です。
魚雷バットは「芯」の部分が手元に近いところに配置しているので、
普段なら「詰まった!」打球が逆に「捉えた!」打球になります。

ちなみに昔からこのような重心が低い位置にあるバットはあったそうで、
宮本慎也さんが学生のころにこのようなバットを使用しているとバカにされていた時代だったそうです。
「芯で打てないヘタクソ」という意味(けっこうひどい・・)
自分は普通に芯でとらえられるよーって方は「魚雷バット」を使用しなくてもいいと思います。
大谷翔平選手もアーロン・ジャッジ選手も今のところ魚雷バットを使用していません。
そもそもなぜ魚雷バットを作ったのか。

ではなぜ、いま「魚雷バット」が復活したのか。
それはMLBにおける投手レベルの向上にあると思います。
MLBの投手の平均球速は2024年で151.3キロ
年々、投手のレベルは上がっています。いわゆる高投打低です。
MLBの投手が投げてホームベースの上を通過するのに0.4秒とも言われています。
この0.4秒の間にストライク・ボールの判断、スイングするかの判断、スイング動作を行わなければなりません。
打者の肉体向上ももちろんですが、道具を改良した方がすぐに結果につながると思って「魚雷バット」が復活したのだと思います。
そんな背景がある中、ヤンキース内部ではこんなやり取りがあったと推測されます。

ホームラン打てるけど、詰まった打球も多いな。

確かに詰まる所で打っているデータが多く出ているな。てことは「芯」の部分を低い位置に設定したらいいんじゃね。そうすると重さが出るから先を細くして。。。
よしこれで完成だ。名を「トルピートバット」と名付けよう。
めちゃくちゃ憶測ですが、ざっくりこんな感じだと思います。
勘違いしてはいけないところが、「ヒット全く打てないーなんかいいバット作ってードラえもんー」ではなく
「ホームラン打てるけど、詰まった打球も多いよー」です。
魚雷バットの注意点

外角のボールが捌きづらくなります
バットの重心を低くした分、先端が細く外角のボールが打ちづらくなります。
実際にチサムJrは開幕こそ調子を上げていましたが、その後外角攻めにあい調子を落としています。
外角攻めの対応策→バッターボックスギリギリに立つ/外角配球を読んで踏み込んで対応する
魚雷バットで普段のスイングする
普段詰まった打球が多いところから生まれた魚雷バット。
魚雷バットに合わせてスイングを変更するとまた詰まった打球が多くなるかもしれません。
変な話になりますが、魚雷バットを使用して普段通りのスイングでミスショットするとそれが長打になります。
魚雷バットの代替案はこれだ

魚雷バット試したいけど、手元にないって方は下記の方法を試してみてください。
普段のバットを短く持つ
バットの重心が低い位置にあり、先端が軽いためスイングしやすい魚雷バットですが、
普通のバットを短く持つ【バットの重心が低くなる/スイングしやすい】と魚雷バットと同じ原理になります。
バリーボンズ氏や王貞治さんもバットを短く持っていました。
長さの短いバットを使う
バットを短く持つなんてプライドが許さんというそこのアナタ。
では、もともと短いバットを使いましょう。魚雷バットと原理は同じ。長いバットと比べて重心は低く、スイングしやすくなります。
元メジャーリーガーの井口さんが短いバットを使用していたのは有名な話です。
まとめ

いかがでしたでしょうか。魚雷バットはホームランが打てる魔法の道具ではなく、バットの選択肢が1つ増えたに過ぎません。ただ、フィットする人は必ずいるので試す価値は大いにあります。
コメント